北海道ドライブ日記
                      〜阿寒湖・摩周湖・知床

1泊2日で1200キロ走りました。私は道東方面のドライブが一番北海道らしくて大好きです。
道東の写真集はこちらです。


ドライブコース〜1日目(500km)

札幌(朝5時出発)→国道274号線を通って日勝峠を越える→士幌町(274号線から241号線阿寒湖方面へ)
足寄町
オンネトー湖(241号線からオンネトーの看板を右折。しばらく走ると舗装されていない道に
でてそれを越えると右手に見えます。その道を進行方向に向かって)→阿寒町(11時30分着)→
国道240号線→241号線弟子屈方面へ→双湖台(国道沿い)→双岳台(国道沿い)→
摩周湖(道道52号線川湯方面へ)→硫黄山(道道沿い)→引き返して阿寒湖で宿泊(16時30分)

ドライブコース〜2日目(700km)

阿寒湖(朝8時30出発)→国道240号線→241号線弟子屈方面へ→国道243号線左折→391号線右折
網走方面へ→国道244号線右折→国道334号線へ→オシンコシンの滝11時着(国道沿い)→昼食→
道道93号線→知床五湖(12時30分着)→引き返して国道334号線羅臼方面へ→知床峠→国道335号線
標津(国道272号線)→釧路17時着(市街を通って国道38号線)→帯広19時着→夕食→
清水町(国道274号線へ)→帰宅(0時)


8月1日〜摩周湖・硫黄山方面


急遽2日前に、自分の車もくることだし、暇なうちに道東に行きたいと思い立ち、阿寒湖の民宿を
とって、道東ドライブを決定。友達にその話をすると、友達も行くということになり朝4時30分に
自分の家を出発し、5時に友達を迎えに行って出発。
道東は5回ほど行っているけど、自分一人の運転は初めて。前の日は車がきた嬉しさと(前日に車購入)
普段からの昼夜の逆転生活のおかげで、一睡もしないままの出発になってしまった。
さすがに朝5時とあって、かなり速いペースで、順調なドライブ。何回か時計を見ても、まだこんな時間
なんだと思えるくらい、気持ちに余裕をもてた。ただ、天気だけが曇ったり小雨が降ったりで、
いまいちはっきりとしない天気だった。
そしてまもなく国道274号線から士幌町で241号線へ。
この辺りから、きれいな景色がだんだんと広がってきた。士別→足寄方面に向かう途中では、
牧草をきれいにまとめたものが樽みたいな形をしていて、いくつも広がっていた。
そして、阿寒町につく手前あたりで、友達おすすめのオンネトー湖へ。道道を走っていると、
次第に舗装されていない道へでた。ここは道も狭くて、ちょっと行きにくかったが、しばらく走ると
大きな駐車場にでた。ここにあった地図を確認しながら、今度は舗装された道を進めて行くと
何台か車が止まっていてそこから少し降りていくと、オンネトー湖が一面に見えた。
この湖は湖面に森が反射して映しだされ、湖も透明度の高いきれいなブルーでとてもきれいだった。
もう少し車を進めていくと、また、車をとめるところがあり、そこからもこのきれいな湖を眺める
ことができた。そしてさらに道道を進むとまもなくして阿寒町に突入した。今回の宿泊先は
阿寒だったが、そこを通り抜け、弟子屈方面へ。その国道沿いに双湖台があり、車を降りてから
少し歩くと展望台があった。ここからは森に囲まれてひっそりとあるペンケトーパンケトー湖を眺める
ことができた。奥のパンケトーはかすかにしか見えなかったが、手前のペンケトーはダイヤの形をして
いてはっきりと見ることができた。それからまた少し走って双岳台へ。ちょっと曇り空だったが、
ここからは雄阿寒岳をはっきりと見ることができた。この日はとてもラッキーなことに、
運転中は小雨も降っていたけど、いざ景色を見るために車から降りると、小雨がやんで晴れとまでは
いかなくてもちゃんと景色を眺めることができるくらいの天気になった。
次に道道52号線に入り摩周湖へと向かった。摩周湖に向かう途中にそろそろお腹もすいてきたので、
ログハウス風のところで昼食。なかなかおしゃれではあったけど、値段が安くても1000円〜1500円
と貧乏旅行の私たちにはちょっとつらかった。それから今度は摩周湖に向かった。
摩周湖の駐車場はどこからこれだけ人が集まったんだろうと思えるほど、混雑していない道路から
想像もつかないほど車が止まっていた。
実は私は、摩周湖が今まで見た湖の中で一番好きな湖で、過去の道東旅行でも絶対はずすことなく
見ている湖のひとつだった。ここは歌にもあるとおり、霧が多い湖で有名なのだが、5回中4回は
晴天に恵まれて、また今回もこの天気にかかわらず見ることができた。ただ摩周湖には有名なエピソード
があり摩周湖を晴れた状態で見ると婚期が3年遅れるというものだ。今回また3年遅れるという結果
になってしまった。とはいえせっかく来たんだから晴れた状態で見ることができてよかった。
ここの湖は見る季節や気候によってぜんぜん違う表情を持っていて、湖面を眺めていると
本当に吸い込まれそうになるくらい、静かで神秘的だ。今回は霧はかかっていなかったものの
どんよりとした天気で、摩周湖の湖面は深いグリーンのような色で、それはそれでやっぱり
素晴らしかった。そして今回もまた摩周湖を見て感動した。次はその道道沿いの硫黄山へ。
ここは駐車場を降りた瞬間から、硫黄山の迫力ある景色が広がった。硫黄山はとにかく
ダイナミックで噴煙の上がっているところまで見に行くことができた。
それから道道を少し行くと屈斜路湖があるけれど、友達も私も屈斜路湖は行ったことがあるので
今回は硫黄山までいって引き返してきた。そして午後4時30分宿に到着。明日に備えて早めの就寝。

   硫黄山           羅臼岳

8月2日〜知床

今日は8時30分出発で知床方面へ。さすがに21時から7時まで寝たので、すっきりとした出発になった。
また昨日通った弟子屈方面へ行く国道241号線から、今度は斜里方面へ。
この辺は看板を見ても、方向音痴の私には、少しわかりにくく、知床の看板がでるまでは、
かなり不安だった。ようやく以前通った記憶のある、網走から知床の看板が見えてほっとした。
この国道334号線まで来ると、あとは海岸沿いで、快適なドライブになってきた。
しばらく走っているとオシンコシンの滝へ。駐車場に車を止め、少し歩くと、雄大な滝が3本流れていた。
普段滝を間近で見るということはなかったので、この迫力ある滝には圧倒された。
しばらく眺めてから、朝食がちょっと物足りなかったので、お腹がすいてきて早速昼食へ。
ちょうど目にとまった国道沿いの食堂に入ってみると、最初は食べる予定ではなかったが、
メニューの2000円のうに丼がどうしても離れられず、思い切って注文してみた。この食堂からは、
漁業用の船らしきものがたくさん見えて、それを見ながら、まちにまったうに丼を堪能した。
口の中で広がるうにはとても美味しくて大満足のまま、出発。ウトロから、道道93号に入り
知床五湖へ。広い駐車場でどこからまわっていいのか迷いつつ、みんなが目指す方向へ
ついていくと、早速ヒグマ注意の看板があった。本当にヒグマがでたらどうすれば
いいんだろうねーという声があちこちから聞こえてきた。最初の1湖までは徒歩20分になっていたが、
わりと歩きやすい道をすいすいと行けて、10分くらいで着いた。1湖はなんとなくまだ未開発
の地にひっそりとある湖という感じで、木々の間から見る湖はとても静かできれいだった。
そこにたたずむ石がまた、情緒があり、湖の奥に見える山々がとても素晴らしかった。
しばらく眺めた後今度は2湖へ。2湖へは同じく20分と書かれていたが、道も少し悪く、
石の間を歩いたりしていたせいか、先ほどの1湖よりは遠く感じた。それでも15分位で湖が見えてきた。
ただそこからだと、木に囲まれあまりはっきり見れなかったので、下に少し降りてみた。
そこから見る湖は1湖よりもさらに原始林にたたずむ湖というかんじで、まさしく秘湖だった。
本当は残りの3つの湖も見たかったが、これから残っている500kmものドライブを思うと、時間的にも
無理だったので断念した。それから戻り、今度は逆側にある、展望台に向かった。そこからの眺めも
よかったが、展望台から戻る道沿いに見える山々がもっとすばらしく見えた。
その後、カムイワッカの滝も見たかったが、期間を限定して、自家用車では行けなくなっていたので
断念して、知床峠に向かった。この知床峠は、羅臼岳が間近にものすごくきれいに見えて、
また、峠から見る風景はまさに絶景で、個人的には今まで通った峠の中で、一番素晴らしいと
思えるほど、感動した。ここは助手席に乗ってゆっくりと景色を堪能したいと思える峠だった。
時間も3時過ぎになり、標津までの道は車も少なく、今のうち飛ばさなくては・・・と思いながら走っていると
見事にスピード違反でつかまってしまった。かなりショックだったが、思ったほど罰金もすごくなかったので、
あきらめてゆっくり帰宅することにした。帰りは日勝峠はすごい霧になり、かなり怖かったけど、何とか
無事0時に帰宅した。本当にいい旅行だった。(つかまらなければ・・・)


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